私も今でも失敗することがあります。セミナーの集客などもやれば100パーセント集められるかといえば、答えはNOです。いろいろとチャレンジするので、たまに大コケすることも今だってあります。で、一番失敗するときってやっぱりテクニックに偏り過ぎるときです。コピーライティングとか、マーケティングの仕組みを知りすぎるとよくあることで、どんなに華麗なテクニックでも売れません。

大事なのは「熱」

メルマガの件名で開封率を上げようとテクニックを駆使して、疑問系にしてみるとか、カタカナを使ってみるとか、あとはメルマガ本文を読んでもらってよりセミナーに来てもらうために、コピーライティングやセールスレターのテクニックを駆使しても、テクニックだけだと売れないです。本当に。ちなみに、セールスレターだとこの本が良かったです。

それでも、文章をどの順番で書くとか、実際はそれほど大事じゃないです。実際に大事なのは「熱」です。文章からピリピリとエネルギーみたいなものが伝わってくるかどうかという本当に根本的な問題。

ブログ営業術の時も、文章は非常に下手でした。。でも、出版社の担当さんからは「文章はお世辞にもうまくないが、読ませるパワーと勢いがある。できるだけこのままでいこう」と、熱の部分を買っていただき、結局2万部を超えるヒットとなりました。このブログ営業術も文章的なテクニックはほぼないです。でも、当時の熱がこもった文章は、結果として売れました。

感情で熱のこもったままただ書いただけのメルマガもでも、これまでにない反響がありました。「涙が出ました」「私も変わりたいです！」など、これまで私がもらったことのないようなメールばかりでした。

特にセールスレターにはいろいろな要素があるのですが、とにかく「テクニック」だけでは絶対に売れないんだなあと考えています。

※この原稿は、横須賀輝尚が有料メルマガとして2011年頃に配信していた内容です。横須賀輝尚自身の経験から、あのときああしておけば良かったなあとか、失敗からこういうことを学んだ、とか経験に基づく起業ノウハウを掲載しています。