ダブルポジションの突破口をどう開くか?

資格起業家としてのスタイを選び、最終的に勝ち残っていくためには、ダブルポジションを取るということが重要になります。「士業」と「プラスアルファUSP(強み)」です。

例えば、「行政書士」+「ビジネスブログ活用(マーケティング)」「社会保険労務士」+「コーチング技術」などです。なぜかというと、士業の仕事というのは、同業他社と差別化しにくく、それだけだと限界があるからです。

同じ業務じゃないよ!うちの方が高度だよ!と思っても、「お客様から見た業務」はどの士業に頼んでも同じに見えます(※高難度の業務は除きます)。

 行政書士 田中 一郎
 行政書士 鈴木 次郎
 行政書士 佐藤 三郎

全員が「会社の設立やります!」と言ったら、差を感じますか?たぶんあまり感じないと思います。そのため、ダブルポジション、自分自身の強みを見つけることが重要になってくるわけです。

ただし、業務の精度をないがしろにしていい、という意味ではなく、業務は業務として精度は必ず上げてください。その上でダブルポジションを考えていくことが重要です。法人向けのビジネスを中心にされる場合に、ダブルポジションは「売上を上げる」あるいは「コストを下げる」この2点がポイントです。

中途半端な提案は、法人にとっては無意味です。あなたが経営者ならば、売上が上がること・コストが落ちることが、どれだけ重要か説明するまでもなく、わかるはずです。ですから、この2点に絞ります。

横須賀輝尚の場合、最初のとっかかりとして「ビジネスブログの活用」ができる行政書士というダブルポジションをとりました。結果、ブログのセミナーや教材などで周知され、そして、「どうせ頼むならこんな人が良い」ということで仕事を獲得してきました。

しかし、こういったポジションをどうとっていくのか・・・自分には何の背景もスキルもない・・と、おっしゃられる方も多いのが現実です。そこで、やってみることとしては、以下の手順があります。考えてやってみてください。

 1.「お客様はどんな人か?」の質問に答える

 2.「そのお客様が何を求めているか?」の質問に答える

 3.2の答えを全部書き、自分が今の段階でできなくても
   よいので、とっかかりやすそうなジャンルを選ぶ

 4.3で選んだジャンルの本を10〜20冊程度読む

 5.ノウハウをまとめる。お客様に成果報酬で提案する。
 
 6.結果が出たら、事例になってもらう

 7.このジャンルをダブルポジションにする

この手順、実はブログノウハウをまとめていったときとほとんど同じなんです(独自のノウハウも多かったですが)。例えば、法人を相手にする。法人は先ほどもお伝えしたとおり、「売上を上げる」ことと「コストを下げること」に注目してます。ここでは、「売上を上げる方」に焦点をあててみましょう。

売上を上げる方法は、ひとつではありません。ネット広告、メルマガ、ブログ、サイト、DM、チラシ、ポスティング、看板、テレアポ、小冊子・・・キリがないのでこのくらいにしておきますが、このようにたくさんあります。この中で、とりあえずとっかりやすいものを選んでみましょう。

例えばDMを選んだとする。そうしたら、ダイレクトメールに関する書籍を10〜20冊程度読みましょう。そうすれば、ある程度のノウハウというのが身についてきます。もちろんこれを自分自身に応用してもかまいませんが、ノウハウが身についたら、今度はそのノウハウを成果報酬型で会社に提案してみるんです。失敗したらお金はいらない、うまくいったときだけもらう。こうすることで、企業も提案を受けやすくなります。

そこで、実践する。多くの会社はそこまで力を入れてやっていないことが多いです。ですから結果が出ることも多い。結果が出れば、今度は事例になってもらう。いわゆる「お客様の声」です。こうすることによって、自分自身のダブルポジションが少しずつ確立されてきます。横須賀輝尚も、無料でブログのコンサルティングをして、成果を出し、事例になってもらったことがあります。

何ももっていない、何もできない〜と嘆くより、進んでひとつでもできるようになりましょう。ひとつそういった強みができると、大きな突破口になります。ぜひ、実践してみてください。

関連記事

コメントは利用できません。

カテゴリー

全記事数更新中!

1495

定例セミナー配信予告

  1. 講師:横須賀輝尚 テーマ:未来の相続業務と相続・遺言の絶対領域の作り方 内容: 4月17日…
  2. 講師:高金大輝 テーマ:最新リスティング広告動向と、最新成功事例解説 内容: 常に変化を遂…
  3. 講師:横須賀輝尚 テーマ:提携業務の未来予測と業務のシフトチェンジについて 内容: 現在の…

定例セミナー動画

ページ上部へ戻る