専門知識以外に、社労士に求められる能力とは?

社労士にはどのような能力が求められるのでしょうか。社労士試験を見ると、法律的な知識、それから一般常識が求められています。これらは当たり前のことですが、プラス実務ではまた違った能力が求められます。

仕事をこなすという意味でいえば、試験で求められる知識よりも、重要度は高いと言えます。

社労士という仕事を、こなすために必要な能力

社労士の実務は、お客様の話を伺いながら、問題解決のアドバイスをしたり、各種手続き・申請に必要な書類をつくることです。

そのためには、まずはお客様の話をきちんと聞いて、相手の状況や要望を的確に把握する能力、伝えるべきことを相手が理解しやすいように、分かりやすく伝える能力が必要です。場合によっては、相手が受け入れたくないこと、耳が痛くなることも伝えなければならない状況もあり、そんなときには、受け入れられやすいように言い方を工夫することが求められます。

これらはひっくるめていえば、コミュニケーション能力と言えます。現実的には、業務をこなすうえで最も重要なスキルと言えるでしょう。

書類作成などは自分一人でこなすような業務のように思えるかもしれませんが、現実には一方的に許可書類などをつくるわけにはいきません。お客様から正確な情報を聞き出しながら、まとめていくことになります。そのやりとりは、まさにコミュニケーションです。

また、士業として独立するのであれば、お客さんを独力でとる営業力も必要ですが、それも基本はコミュニケーションです。

コミュニケーション能力というのは幾ら高めても損がないスキルです。よく「営業が苦手だから士業をやりたい」と口にする方もいますが、法律という一般人には分かりにくいことを扱う仕事なので、逆により高いコミュニケーション能力が求められると考えられます。

どんな職種でも、仕事で成功するために必要な能力の1番目としてあげるとすれば、まずこのコミュニケーション能力でしょう。この能力は量をこなしていくことによって、向上します。最初からコミュニケーション能力が高い人は稀なので、少しずつ能力の向上に努めていきましょう。

人間力も社労士という仕事に直結する能力

これは多少、曖昧な言い方にもなりますが、人間的な魅力も社労士として成功するうえでは、重要な要素となります。人から好感を持たれる人は、仕事の依頼を受けやすいですし、仕事自体もスムーズにこなす傾向にあります。これは社労士でもかわりがありません。

少し前までは自分は専門家なんだということで、ふんぞりかえっている人が少なくありませんでしたが、こういった人は、今ではどんどん仕事が減っています。常に謙虚に尊敬の念を持って、お客様に接する。

こういった人間として当たり前のことを磨くのも社労士として重要なことです。

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