税理士に求められる能力とは?
- 2017年4月14日
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税理士にはどのような能力が求められるのでしょうか。税務・経理に対する知識が必要とされることは当たり前ですが、実務ではまた違った能力が求められます。税理士の実務は、お客様の話を伺いながら適切なアドバイスをすること、必要な書類・資料等を作ることです。
そのためには、まずはお客様の話をきちんと聞いて、相手の状況や要望を的確に把握する能力、伝えるべきことを相手が理解しやすいように、分かりやすく伝える能力が必要です。
場合によっては、相手が受け入れたくないこと、耳が痛くなることも伝えなければならない状況もあり、そんなときには、受け入れられやすいように言い方を工夫することが求められます。
これらはひっくるめていえば、コミュニケーション能力です。現実的には、業務をこなすうえで最も重要なスキルと言えるでしょう。
コミュニケーション
書類作成などは税理士が自分一人でこなすような業務のように思えるかもしれませんが、現実には税理士が自分だけで作ることは不可能です。お客様から正確な情報を入手しながら、まとめていくことになります。
通帳、帳簿などお客様に資料の用意をお願いする場面も出てきますが、お客様は税務・経理の専門家ではありません。分からないことも多々あるはずです。お客様に必要な準備を適切に行えるようサポート・フォローすることも必須となりますが、これもコミュニケーションです。
また、税理士として独立するのであれば、お客さんを独力でとる営業力も必要ですが、それも基本はコミュニケーションです。
コミュニケーション能力というのは幾ら高めても損がないスキルです。よく『営業が苦手だから士業をやりたい』と口にする方もいますが、税務・会計という一般人には分かりにくいことを扱う仕事なので、逆により高いコミュニケーション能力=説明能力が求められます。
実務に関する知識を除いて、税理士に必要な能力の1番目としてあげるとすれば、このコミュニケーション能力です。
コミュニケーション能力は量をこなしていくことによって、向上します。最初からコミュニケーション能力が高い人は稀なので、少しずつ能力の向上に努めていきましょう。
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