テクニックやタイミング、元々の素質などももちろんあるとは思いますが、、一番は考え方なのではないかと思います。スポーツではないので、資金力の差などを除けば同じ人間。思考力が成否をわけると考えるのはあながち間違いではない。では、成功者の思考はどうなっているのか。

これからお伝えすることは、はっきり言って、抽象論で面白くないかもしれません。しかし、これは極めて重要です。天才塾のカリキュラムや私のセミナーでは絶対に外しません。

重要なのは、「願望」をどう「現実」にしていくのかということ。これがすべての考え方ではありませんが、「願望」をまず「決意」に変える必要があります。

「○○したいなあ」ではなく、「絶対に○○するんだ！」と決めること。まずこの段階を目指す。手帳に売上目標を書くということなども当てはまります。この段階なら、多くの目標設定本や自己啓発本に書いてあります。でも、目標を決めた後には、一体どうしたらいいのか？

最終的にはアクションに落とさなければならないわけですが、目標を「月100万円売り上げる！」と決めても何をしたらいいかわかりませんよね。そこで、「決意」に対して今度は「質問」をするんです。

「月100万円稼ぐ」を決意としたら、

・100万円稼ぐためにはどうしたらいいか？→　マーケティングの勉強が必要
・マーケティングはどう学べばいいか？→　書籍やセミナーで学ぶ
・どんな本やセミナーを探せばいいか？→　具体的に本屋に行く、人に聞く

などと、「質問」を多用していくことで、必要な「アクション」が出てきます。

・あなたが実現させたい売上目標に必要なものはなんですか？
・どんな仕事をどれだけすれば目標に達しますか？
・その仕事はどうやったら取ることができますか？　
・仕事を取るために必要な知識、ノウハウは何ですか？
・実践するために今日必要なアクションは何ですか？

どうでしょう？少しずつ今やるべきことが見えてきませんか？　あとはこれに従って行動を起こしていく。そして大切なのが、「期限」をつくるということです。

質問によって生まれた行為に期限をつけることによって、アクションをする日が必ず訪れます。やむを得ない事情によるものを除き、それでアクションが起こせない場合には、まだあなたの思いは「願望」なのかもしれません。自分と対峙してみてください。本当に決意しているのか？この４つの思考プロセスが、成功者の思考なのではないか、と私は考えています。

（執筆：横須賀輝尚）