広告にかけるべきお金はどれくらいが適切?

行政書士も事業です。そういった意味では宣伝活動はしていかなければなりません。その際にパッと思い浮かぶのが、広告なのではと思います。かつては行政書士や弁護士などのいわゆる士業は『営業などするものではない。』と捉えられいたものですが、過当競争の時代に入った今、そんな悠長なことは言っていられません。お客様を増やすために、激しい競争を勝ち抜いていかなければなりません。つまり、広告はもはや付加要素ではなく、必須の要素なのです。ただし、ただ闇雲にお金をつぎ込めばいいということではありません。

少ない予算で大きな成果をあげるためには、事前に戦略的にプランをまとめあげておくことが必須です。

行政書士が広告にかける適正予算

まず、どれくらいのお金を投入するかということですが、これは業務の単価にもよって、大きく違ってきます。例えば、受注することで10万円の利益が発生する業務であれば、5万円ぐらい、広告費につぎ込んでも十分にペイします。基本的には、100円でも1円でも利益が出るのであれば、売り上げは増やしていくべきです。

ただし、ここでいう利益というのは、売上(報酬額)から必要経費を引いた額となりますが、経費には必ずあなた自身の人件費も入れてください。人件費というのは自分の給料を時給計算になおして、その仕事に要する労働時間をかければ計算出来ます。

たとえば、あなたの時給が2000円で、作業に10時間を要する業務があるとしたら、その業務に対する人件費は20000円です。その業務から発生する報酬額が50000円としたら、利益は30000円なので、その業務を受注するために30000円以下の金額であれば、広告に費やしてもいいという判断になります。

ここでのポイントは、自分の人件費で妥協しないことです。時給といっても、結局は自分で決めることなので、その気になれば幾らでも下げられます。しかし、それを行ってしまうと、せっかく依頼を得ても、全然儲からない実入りのない仕事になってしまいます。

仕事はあくまでも利益を得てこそです。利益割れしてまで受注するのは根本的に発想が間違っているので、ここは注意してください。ただし、マーケティングの手段として、最初は赤字で受けて、次に大きな仕事を受注するといった戦略に基づくことであれば問題なしです。

広告費は少額から増やしていく

広告を使う時には、最初は出来る限り少額から初めてください。やってみなければ反応があるかどうか分からない世界なので、最初から大金をつぎ込むのはNGです。まずは小さな金額を投入して様子を見る。そこで良い反応が得られたら、額を増やしていく。これが理想です。ここは臆病なくらいでいいです。

2万円、3万円といったレベルから始めるのが理想なのですが、雑誌掲載・新聞の折り込みチラシなどは数十万円といった世界なので、ちょっと違います。ネット広告が最も理想的ば媒体と言えます。

いずれにしても、広告を利用せずに仕事を増やすことはできますが時間がかかります。ある程度の予算を組んで、計画的に利用していくことはきわめて重要な要素であるといえるでしょう。

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