行政書士として仕事の依頼を増やすには、地味な形で顔を広げていくことが重要となります。どんな仕事でも人脈というのは重要であり、その人脈を広げるための手段として1対1の地味なやりとりが、特に士業のような特殊な仕事においては効果を発揮します。
挨拶の葉書というのは行政書士にとっては欠かせないツール
1対1のコミュニケーションツールの一つがハガキです。出会った人、名刺交換をした人には、挨拶のハガキを出すようにしましょう。今ではハガキを受け取るケースが少なくなってきているので、それだけで相手に自分を深く印象付けることが出来ます。もちろん、こういったものを受け取って嫌に思う人はいないので、好印象ということになります。
ハガキを出しておけば、50~80人に一人ぐらいの割合で、将来につながるような人脈に育つ可能性があります。名刺交換のお礼にプラスして、自分のパーソナルな情報や相手の発展を願う言葉などを書いておけばいいでしょう。
ハガキを出すときには、タイミングが大切です。なるべく時間をおかずに送るようにしましょう。名刺交換をしてから3日以内に送るというふうにルール化しておくのが一番です。また、多くの人にハガキを出すようになると、誰に送ったのか分からなくなってしまいますので、エクセルなどで、管理表を作るのもいいでしょう。こういった地味なことを実践する人は、行政書士のなかでも少ないので、是非取り組んでみてください。特に、開業したてで何もすることが無い、時間があるという方の場合には必須です。
行政書士の営業をするのがNG
ハガキを出すというのは、人とのつながりを得るためです。仕事を得るためではないので、そこは注意してください。挨拶のハガキを出したことがキッカケで仕事を依頼される(紹介される)というケースもあり得ますが、これはあくまでも結果論と思ってください。
この前、初めて会ったという人から『仕事はありませんか』といった営業色の濃いハガキが送られてきたら、どうでしょうか? 間違い無く嫌な感じがするはずです。これでは、わざわざ手間暇をかけて悪い印象を残すようなものです。せっかくの縁を台無しにしてしまう行為です。
行政書士が扱う仕事というのは金額的にも大きなものですし、仕事内容も法律が絡む重大事ですから、お互いの信頼があって、初めて成り立つものです。言うまでもありませんが、信頼というのは時間をかけて育むものです。
対面で会うということに限っても、数回繰り返して初めて、仕事の取引が出来るようになるというぐらいに考えておいたほうがいいです。ハガキを出すというのは仕事をとるためではなく、行政書士としての自分を覚えてもらうためです。そこを勘違いしないようにしてください。
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