社労士としての危機管理

  • 2017年4月13日
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仕事というのは、時としてリスクが生じることもあります。このあたりは『真面目に働いていれば大丈夫』といった奇麗事では済まされません。特に開業社労士として、自分がトップとして活動している人であれば、結果に対する全ての責任が自分にきますから尚更です。

助成金の申請

社労士が直面する一例をあげれば、助成金の申請です。助成金制度は返済不要の資金ですから事業主からすれば、ぜひとも利用したい制度です。

しかし、この制度を悪用して不正に受給しようとする人間は後をたちません。既に廃止されたある制度では、書類偽造等の不正受給の金額は数十億円になったそうです。また、最初から不正しようと考えていたのではないが、知識不足や認識の甘さから結果的に不正行為を犯すことになってしまったというケースも多々あります。

このとき、社労士が申請業務を代行していた場合、知らなかったでは済まされません。たとえ、過失であったとしても、状況によっては不正申請の幇助をおこなったとして処罰される可能性が大です。こうなれば、資格を喪失することにもなります。

申請内容におかしな点がないか事前にチェックしたり、事業主とのやりとりの履歴を残しておくなど、自分自身がトラブルに巻き込まれないようにする必要があります。

これが危機管理ということになりますが、とても重要なことです。

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