顧客視点と顧客感情を知って、営業が出来る行政書士になろう

行政書士に限らず全てのジャンルにおいて言えることですが、営業を行うときには、二つのことに注意を払う必要があります。『顧客視点』と『顧客感情』です。営業関係の書籍を見れば、必ず出てくる言葉ですが、具体的にどういったものなのか、一つずつ説明していきます。

行政書士として営業を行う時の注意点

①顧客視点

自分の顧客となる人の立場に立ち、『どんな商品であればお金を払って購入するか?』、『どんなときに購入したくなるのか?』といったことを考えます。行政書士業務に関していえば、『どんなサービスを求めているのか?』、『どんな人(行政書士)に依頼たくなるのか?』ということです。

自分がどんな商品を売りたいのか?ということではありません。お金を出して依頼をするのは、あくまでもお客さんです。お客さんが、その気にならなければ依頼してくれることはありません。営業が下手な人というのは、自分目線で物事を考えてしまい一人よがりになってしまうものです。常に相手の立場に立って考えるという癖をつけるようにしましょう。

②顧客感情
顧客の立場に立って考えるということを理解できたら、そのなかでも顧客の感情に注意を向けるようにしましょう。自分自身が何らかの商品を購入するときのことをイメージして頂ければ分かりますが、人間というのは購入の決断を理屈で決めているわけではありません。

『この商品を買ったら、いいことがありそう』、『なんか良さそう』といった理屈では無い部分で決断していることも多々あります。それが感情です。顧客視点に立って考えるときには、お客さんの気持ちも考えてみましょう。そうは言っても、慣れていない人には難しいと思います。そこで最後の要約としてお伝えしたいことは『自分を観察する』ということです。

自分がお金を出したくなるときは、どんな時か?
なぜ、このお店に入ったのか?
なぜ、この商品を買ったのか?

自分自身を実験台として観察してみてください。観察を続ければ、お金を出したくなるポイントが見えてきますし、自分のポイントが分かれば、他人のことも推測できるようになります。営業力をつけるための最初のステップとして、取り組んでみてください。

地道な毎日の努力が営業が出来る行政書士になるためのステップ

顧客視点と顧客感情というのは、テクニック論ではなく、モノの見方を意味します。考え方、意識と行ってもいいのですが、こういったことは一朝一夕で身に付くことではありません。

知識として知れば、見た目は実践しているように見えても、本当に、こういったモノの見方が出来るようになるには、長期に渡るトレーニングが必要です。ちょっと大変ですが、一度身につければ、無意識に、こういったモノの見方が出来るようになるので楽です。

長期といっても、速い人であれば3ヶ月、長くても半年もあれば、かなりのレベルになると思います。その数ヶ月の間、頑張れるかどうかというのが、行政書士として必要な営業スキルを身につけるうえでの分岐点となります。

もう、資格だけでは食べていけない

○無料メルマガ「もう、資格だけでは食べていけない」のご案内
現在、経営天才塾では主宰の横須賀輝尚のメールマガジンを無料で配信しております。この機会にぜひご登録ください。

「もう、資格だけでは食べていけない」など累計20冊14万部を超える日本一の資格コンサルタント、士業向け経営スクール経営天才塾主宰横須賀輝尚の士業向け公式メルマガ。2007年から10年間、全国1600名以上の士業の相談に答え続けている。その回答数は2万件以上。本メルマガでは、天才塾で相談された事例を中心に、行政書士、社労士、税理士、司法書士、弁護士、弁理士等の士業・資格業の営業ノウハウをFAQの形を通じて週1回配信いたします。バックナンバーは非公開となりますので、お早めにご登録ください。

メルマガ購読・解除

関連記事

コメントは利用できません。

カテゴリー

全記事数更新中!

1495

定例セミナー配信予告

  1. 講師:横須賀輝尚 テーマ:未来の相続業務と相続・遺言の絶対領域の作り方 内容: 4月17日…
  2. 講師:高金大輝 テーマ:最新リスティング広告動向と、最新成功事例解説 内容: 常に変化を遂…
  3. 講師:横須賀輝尚 テーマ:提携業務の未来予測と業務のシフトチェンジについて 内容: 現在の…

定例セミナー動画

ページ上部へ戻る