行政書士の報酬額の決め方:最低額を決めておく

  • 2017年2月14日
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行政書士として報酬額を決める一つの基準としてオススメなのがタイムチャージという考え方です。自分の時給を設定して、業務にかかる時間分を計算して、そこから報酬単価を出すというやりかたです。

行政書士の報酬設定基準として適しているタイムチャージ

タイムチャージの計算方法ですが、まず時間あたりの単価というのは、業界の標準値と自分の希望額から算出します。このやりかたであれば、業界標準値を目安にしつつ(大きく逸脱することなく)、自分の望む報酬単価を設定することが可能です。

ここで重要なことは、これ以下の単価であれば利益にならないので、請け負わないという最低基準額を決めておくことです。仕事は利益を得るために行うものですし、ある程度の利益幅を確保できなければ、自分の収入も確保できません。

どれくらいの利益幅であれば、請ける価値があるのかというのは、その人自身の考え方や状況にもよりますので、自分自身で決める以外にはありません。業務経験が少ない場合、なかなかイメージがつかないと思いますので、最初は他の行政書士さんをみながら、適当に決めるということでもいいと思います。仮決めですね。あとは、実際に業務をこなすなかで、修正していけば大丈夫です。

ただし、くれぐれも仕事を請けるために見境なく、単価を下げるということだけはやめておきましょう。

行政書士というプロとしてキチンと利益をとる

業務経験を積むために、わざと利益を度外視にするというやりかたもありますし、意識したうえで期間限定でこういったことをするのはいいかもしれませんが、ある時期には必ず利益を考えた単価を設定する方向に転換しなければ、事業を続けることが出来ません。

このことは頭に入れておきましょう。

色々とややこしいことをお伝えしましたが、『キチンと利益をとらなければ仕事にならない』、『利益にならなければ、仕事をする価値は下がる』という、この二点を忘れなければ、必ず行政書士としてうまく事業を継続させることが出来るはずです。

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