机上の勉強ではスキルアップしない

開業社労士として成功するために必要な能力といえば、大きくわければ、実務をこなす能力と顧客を獲得する能力=営業能力です。さらに、この2つの能力を構成する要素として、コミュニケーション能力、創造力、判断力等、様々な能力が関わってきます。

成功するためには、色々な能力を高めていく必要があるということですが、全ての能力に共通して言えることは机上の勉強だけではダメということです。本を読んだり、セミナーに通って勉強することも大切ですが、成功するための重要度という点では決して高いものではありません。

それよりも経験値を積むことが大切です。実際に仕事をこなす、営業をしてみるといったこともそうですし、コミュニケーション能力を高めたければ人と話す機会を増やす、判断力を鍛えたければ、日常生活でも仕事の場でも、自分の意見を持つようにするといったことをすべきです。

経験を重ねずに知識だけ増やしても意味はありません。逆に経験から学ぶという言葉があるように、実体験をしていけば、自然に必要な知識は身に付いていきます。

決して勉強することを否定するものではありませんが、社労士の場合、資格取得の勉強をこなしてきているせいか、どうしても勉強に比重が偏ってしまうという人が少なくありません。勉強と経験のバランスを常に考えるようにしましょう。

社労士としての営業経験を重視しよう

実務能力と営業能力、両者を比較すると、経験を積みやすいのは実務能力です。どこかの事務所や企業に所属すれば、業務をこなすことが出来るからです。

就職難の時代といっても、給料や就労条件さえこだわらなければ、幾らでも働く場所はみつかります。特に社労士事務所であれば大丈夫でしょう。実務能力を磨く場を得ることは問題ないでしょう。

一方、営業経験を積むというのは、なかなか難しいかもしれません。独立して、自分で顧客を探さなければいけないといった環境にでもない限り、出来る経験ではないからです。

社労士事務所で営業職募集というのは、なかなか無いですし、営業に積極的な事務所というのもそうありません。

営業スキルを伸ばしたければ、一度社労士という職業から離れて、飛び込みでも何でもいいので、一度営業マンとして働くような経験をしたほうが速いです。

正直、これはなかなか大変な経験ですが、営業力というのは一生モノのスキルなので、1~2年ぐらい集中力に取り組んで腕を磨くのはアリです。特に経営者と接することが出来るような営業であれば、社労士として開業した後の貴重な人脈ともなります。

いずれにしても、ポイントは勉強だけでは優れた社労士にはなれないということです。知識を磨くことをおろそかにしていいというわけではありませんが、ある程度のレベルまできたら、勉強することよりも、実践経験を積むことを重視しましょう。

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