税理士は食べられる職業?
- 2017年4月13日
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税理士として独立を考えている人にとって、最大の関心事といえば、実際に食べていける職業なのか=それだけの収入を得られる職業なのかということでしょう。
資格さえあれば困らないという状況ではない
この問いに対する答えとしては、『人による』というのが正直なところです。ありきたりの回答になってしまうかもしれませんが、誰もが同じように成功できる職業、同じぐらいの収入を得られる職業というのはありません。
高年収を得られる職業の代表格だった弁護士や医者でさえ、競争の激化で、ただオフィス(病院)を構えているだけでは、お客さんを掴まえることはできないという状況になってしまいました。
資格さえあれば困らないという状況ではなくなりました。その一方、営業努力をしている人達は、どんな職業であれ、他人の数倍、数十倍といった収入を手にしています。本当に、その人次第で、結果が大きく変わるというのが実情です。
これが大前提ですが、そのうえで、税理士という職業に関しては資格業の中では比較的、独立開業に向いている職種と言えます。税理士として開業して、成功をおさめている人は少なくありません。税理士は売上が安定しやすいという性質があるからです。
顧問契約を結ぶ
税理士の業務形態として最もオーソドックスなのが、企業と顧問契約を結ぶことです。企業の税務処理の代行やサポート・アドバイスを行い、対価として顧問報酬を受け取ります。
この顧問報酬というのは月額○万円というふうに、毎月一定額が支払われる形態が一般的です。
そして、これが大きいのですが、企業は一度税理士と契約すると事業を継続する限り、その契約を続けるものです。
税務というのは企業活動を行う限り、永遠に発生するからです。税理士に依頼する業務がなくなることはありません。そして契約先の税理士の能力がよほど低いとか、信用に欠ける行動をしたといった特別な理由でもない限りは、まず契約先を変えることはありません。
そのため、税理士というのは少しずつでも顧客数を増やしていけば、確実に売上を上積みしていくことができます。これは他の業種にはないメリットです。
税務というのは非常にシビアで重要なことなので、企業が税理士に求める要求は高いですし妥協しないので、優秀な税理士に仕事が集まる一方で、能力が劣る税理士は誰からも仕事を依頼されないという厳しい一面があります。
税理士間の競争も激しいのですが、これはどこの業界でも一緒です。安定性の高さを考えると、税理士は『独立して食べていける可能性が高い職業』と判断していいでしょう。
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