税理士の知識を活かした、こんな仕事のしかた(1)
- 2017年4月14日
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手続き業務、相談・指導業務というのは税理士の主要業務と言われていますが、本来、専門性の高い職業であるため、その知識を活かすことで様々な形式の仕事を行うことができます。そのなかでも取り組んでいる人が多いスタイルを幾つか、ご紹介します。
(1)講演
節税、会計といったことをテーマにしたセミナーや講演の講師を務めるといったものです。企業や自治体、市民団体、銀行といったところから依頼されて行う形もあれば、自分自身で企画・集客する自主開催という形もあります。
自主開催セミナーというのは、やりかたを工夫すれば、顧客をみつける格好の営業ツールともなります。セミナーは 自分自身の考えや能力を参加者にプレゼンする機会でもあるからです。
本格的に契約する前にセミナーに参加して、能力や性格・人間性を確認するという人は非常に多いです。お客さんにとっても有用な機会となりますので開催出来る人はどんどん実行しましょう。
(2)受験指導
税理士試験というのは難易度の高い試験のため、受験勉強の一貫として予備校に通う人は少なくありません。その予備校の講師を務めるという仕事です。レベルの高い人気講師であれば、かなりの収入になります。
(3)経営コンサルティング
税務・会計という枠を越えて、経営活動そのものを対象にしたアドバイスを行うコンサルタントとして活躍している税理士さんもいます。会計の数字を読める=会社のお金の流れを的確に把握出来るというのは、事業を経営するうえで極めて重要なことです。
優秀な経営者は試算表や財務諸表を見るだけで問題点・改善点を見極めることが出来ますが、こんなことが出来る経営者はごく一部です。経営者であっても数字を分析することは苦手であり、貸借対照表や損益計算書をみてもサッパリという人が大半です。
そのため、数字を分析して経営上のアドバイスを的確に出来る人の価値は高く、コンサル業務を請け負うことができます。
ただ、一点だけ注意点ですが、財務諸表の見方が分かるだけでは経営のアドバイスをすることは出来ません。試験勉強で学ぶような知識は、あくまでも税務用の知識であり、決して経営に有効な知識というわけではありません。
数字に強い経営者・税理士というのは税務署に提出する財務諸表とは別に、経営用のデータを用意するぐらいです。
経営コンサルティングを行うには事業経営のスキルが必須です。
以上が税理士としての知識を活かした仕事の形態です。上記のことは税理士に関する書籍を読めば、必ず出てくるもので広く知られているものですが、ほかにもユニークな仕事をしている税理士がいます。
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