広告の検証方法と広告媒体の選び方

まず、広告の考え方としては大きく分けて2つ。
 
 ※今回は「業務を取る」という観点でいきます。

(1)広告そのもので業務を取る
(2)広告で集客する

この2点です。

(1)の方は、例えば「○○の手続き ○○円」などと書いておいて、「今すぐ客」だけ取る、という方法。まずこの(1)の広告なのですが、どんな媒体に出しても、効果があるかないかで言えば、わかりません、が回答です。なぜならすべての広告には検証が必要だからです。

出してみないとなんともいえません。地域性、媒体の質、タイミングなどあらゆるものが結果を左右します。ですから、やってみないとなんとも言えない。ただ、それだとあまりにも投げっぱなし過ぎるので、いくつか媒体の検証方法をお伝えします。

ひとつは出続けている広告を探すことです。例えば、夕刊ゲンダイやフジなんかには行政書士の広告なんかは載り続けています。この「掲載し続けている広告」を探すのがひとつのヒントです。効果がない広告を出し続ける人はおそらくいないでしょうから、ある程度効果が上がっている可能性があります。

もうひとつは新しい媒体を狙うこと。浸透していない可能性もありますが、創刊したてのタウン誌などがあれば、割と狙い目です。横須賀輝尚が出稿していた東京都調布市のタウン誌「182」も新しい媒体であったため、人に良く読まれていました。営業も積極的だったようです。出続けている広告、比較的新しい媒体。このあたりは反応が取れる可能性があります。

ただ、本当に1週間とか、1か月とかでは検証しきれないのが広告なので、反応がなかったからといって「即ダメ」と判断するのは早計です。

次に(2)。これはインターネットマーケティングとほぼ同じ。無料サンプル、無料冊子などのプレゼントをして、リストをつくるという方法です。ただ、これがすぐ業務に直結するかというとそうでもない。

なぜかというと、士業の仕事は「ニーズ」(必要性)で発生する仕事がほとんどなので、こちらから営業をかけにくいからです。であれば、コンサルティングやコーチングなどこちらから営業しやすい「ウォンツ」(欲求)に訴える方が訴求力は高いです。

そういう意味では、広告媒体を研究しながら、業務の広告を出稿し、検証することが重要かと思います。また、コンテンツなどのモノがあれば、紙媒体にこだわらずネットで販売していくのもありです。ネットは費用対効果という点では一番良いですから。

そのほか、広告で大切なのは、市販の広告やキャッチコピー本をそのまま鵜呑みにしないで、顧客視点で考えることです。例えば、平秀信氏の有名なキャッチコピーに「まだ家は建てるな!」というのがありますが、あのフレーズはそのあとにきとんとした購買基準がないとダメなわけです。

 ・世の中悪徳業者が多い
 ・本当に良い家は安くできる

 などの理由を提示する必要があります。

これをマネして「まだ会社はつくるな!」などとして、そのあとにそこまで言う理由があれば良いのですが、ただ安いです、とかだけでは逆に信頼を失ってしまいます。きちんと、自分の頭で考えていくというのが重要なのです。

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