士業はいつ開業すべきか?
- 2017年5月15日
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士業は若い方から年配の方まで、様々な方が受験され資格を取っています。資格を取得した人から相談を受けるとき、最も多い質問の一つが開業のタイミングに関するものです。
「若いうちに開業して大丈夫か」、「高齢なのだが、やっていけるのか」といった「何歳で」「いつ開業したらいいのか」という点で悩んでいる人が非常に多いです。年齢というのは、やはり気になる要素なのでしょう。
士業として開業するタイミングに年齢は関係ない
結論から言えば、年齢とビジネスは殆ど関係ありません。若くして開業するケース、高齢で開業するケース、それぞれメリットとデメリットがあります。
例えば、私は行政書士として23歳で独立開業しましたが、経験不足、若いという点で信頼感が不足するなどのデメリットがあった反面、体力がある、失敗してもやり直しが十分効く、経営者にかわいがってもらえるといったメリットもたくさんありました。
これに対して、高齢での開業は健康面での不安などはあったとしても、人生経験、社会経験は豊富なわけですし、ビジネスマンとして培われた能力も高いでしょう。人脈もこれまでに形成したものがあるため、その部分は有利なわけです。
要は開業に適した時期ということはないということです。士業に限ったことではありませんが、100パーセント完璧な状態で開業できるということはありえません。どんな状況であれ、メリット、デメリットがあります。個性というものが存在するので、人によっても違います。
大切なことは、それらを的確に分析して、自分の強みを活かす戦略、弱みをカバーする戦略をキチンと立てることです。全てやり方次第です。
自分で良いと思ったら、それが士業として独立する最適の時期
ただし、開業するとなると、それは経営者になるということです。社長業は何歳で始めても1年生から始まるわけで、そういう意味では決断したら1日でも早く開業して、経営者としての経験を積み始めるのが望ましいと言えるでしょう。
その反面、ある一定以上の年齢になり、勤務先で安定した地位を得ているような人の場合、それを捨ててというのはリスクが高いので、会社勤めをしながら焦らず準備を進めて様子を見るという発想も決して悪くありません。
ここも自分が置かれた状況を加味しながら考えていきましょう。士業はいつ独立すべきという絶対的な答えはないので、自分が納得したことであれば、それが正解です。
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