自分の中核業務の決め方

行政書士として自分が手がける中心業務を決めるときには、次の3つの指針から考えるといいでしょう。

1.自分の趣向
2.自分の実力
3.業務の事業性

行政書士の中核業務を決める指針

1. 自分の趣向
自分にとって関心があること、興味を持てること、もっと単純に言えば好きなことです。関心がないこと、嫌なことでは、仕事に身が入らないでしょう。こんな状態では能率があがらず、仕事のクオリティも上がりません。これでは数をこなすことが出来ないので、全体の売上も上がらないですし、お客さんの満足度も低くなるので、次につながりません。

また、中途半端なやりかたでは、自分の実力も伸びません。自分自身が資産である行政書士は、常に自分を成長させていかなければいけませんが、それも望めません。

『仕事なんだから、どんなことだってやる!』

こんなふうに自分をコントロール出来る人は気にする必要は無いかもしれませんが、人間というのは、そう簡単に嫌なことに熱意を持って取り組むことは出来ないモノです。独立するとなると、誰からも命令されることが無いため、逆に自己管理は難しくなるものです。この点は注意しましょう。


2.自分の実力

自分の能力(得意なこと)を見極めて、それが活かせるような業務を選択するという考え方です。あるいはそれまでの経験(職歴等)を振り返って、過去の経験を活かせるような業務であれば、それもやりやすいと言えます。

3.業務の事業性
趣向・実力というのは、自分自身を中心にした考え方です。これはとても重要な判断基準ですが、こうやって自分に合った業務がみつかったとしても、それが仕事にならなければ意味がありません。

そこで重要なことは、業務の事業性です。数年前、会社法が改正され資本金が無くても、会社を立ち上げることができるようになりました。その時期は、会社の設立件数が急増し、法人設立に関連する業務というのは羽振りが良いジャンルとなりました。しかし、今ではそれも下火となっており、昨今の景気事情と合わせて、法人設立関連業務というのは、それほど実入りの良いものでは無くなりました。

こんなふうに社会状況・環境により、売上をあげやすい業務、そうでない業務というのが出てきます。こういったことを踏まえて、自分が検討している業務に対するニーズはどれくらいあるのか、チェックする必要があります。

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