人とのつながりがある地域で独立すると司法書士の仕事は取りやすい
- 2017年5月12日
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司法書士というのは特殊な職業です。登記、成年後見人、訴訟代理、債務整理、etc
司法書士の業務というのは、日常茶飯事に発生するような仕事ではありません。依頼するお客さんにとっては、一生に一度あるかどうかといった内容です。
そのかわり、一つの仕事のボリュームは大きく、報酬単価も高くなります。お客さんとの付き合いも長くなるので、会社でいえば一つのプロジェクトを回すようなものです。こういった特殊性を考えると、いかに仕事を受注するかという営業・マーケティングの手段についても、少し考える必要があります。
一般的な営業・マーケティングのノウハウは、そのままでは司法書士には通用しない
たとえば、一般的な集客手法であるDMやポスティング、新聞の折り込みチラシ、街頭でのチラシ配り、テレビCM、雑誌広告、飛び込み営業などは、司法書士の仕事には向いていません。
そもそも、登記や訴訟の代理を必要としている人が、そうはいないからです。
上記のような営業・マーケティング手法は、飲食店のような誰でも利用するようなサービス・商品であれば効果的ですが、司法書士のような特殊な仕事には向いていません。極めて非効率です。
営業もそうですね。何も考えずに一般家庭や会社をいきなり訪問して、『登記しませんか?』なんて言っても笑い話にしかならないですよね。
もちろん、営業というのは、お客さんになってくれそうな人のあたりをつけてアプローチをするのですが、司法書士が扱う業務というのは、センシティブなものが多いので、いきなり声をかけても、お客さんからすれば警戒するだけで、ではこの人に頼もうとはなりません。
信頼関係の構築が司法書士として成功するための第一歩
お客さんとの間に信頼関係がなければ、司法書士が扱うような仕事は受注出来ません。
信頼関係の構築というのは、時間をかけてジックリ行うものです。友達作りや恋愛と似ているかもしれませんが、何度も繰り返し会って、コミュニケーションを取ることで、初めて可能になるものです。ここは絶対に手抜きが出来るものではありません。
紹介は一瞬で信頼関係を築く手段
信頼関係というのは、一筋縄ではいきませんが、それを一瞬で構築してしまう魔法のような方法があります。それは『紹介』です。
『この人は司法書士として信頼出来るよ』という形で、知人や友人を紹介してもらえるようになれば、仕事の受注は簡単です。
そのため、独立する際、人とのつながりがある地域を活動拠点にするというのは賢い手段です。たとえば、地元に戻れば、昔からの友達がいると思います。それぞれ社会人になって活躍していれば、友達つながりの人脈は相当なものになります。
もちろん、友達というだけで仕事をもらえるような甘い話ではありませんが、全く、知り合いがいない地域で開業することと比較したら、圧倒的に楽です。こういったことに配慮するのは重要です。
ただし、繰り返しになりますが、紹介してもらえるのも信頼関係があればこそです。何年も会っていない友人にいきなり電話をして、助けを求めても無理でしょう。それどころか、確実に信頼を失います。
人間的にも実力的にも信頼に足る司法書士であって初めて、紹介してもらうことが出来ます。これは忘れないようにしましょう。
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