司法書士として独立する時には発想の転換が必要

司法書士として開業する場合、最初に意識すべきことは仕事・収入に対する考え方を変えることです。

会社から雇われて給料もらうという立場と、個人事業であれ自分が経営者として仕事をするという立場は大きく違うからです。これは言葉で書くとそっけないのですが、極めて重要なことです。

雇用者と事業者では、同じ仕事をするときでも、状況が全く違います。本当に別世界です。成功するためのやりかたも根本的に違います。

独立して失敗する最大の原因は、雇用者としてのやりかたで仕事に取り組んでしまうことです。開業して成功したいのであれば、事業者としての発想を持ちましょう。

司法書士として独立開業したら、収入の保証はない

雇用者と事業者で一番違うのは収入との関わり方です。雇用者というのは収入が保証されています。真面目に働いている限り、毎月、決まった額が決まった日に入金されます。

しかし、独立したら収入の保証は一切ありません。自分で働いた分を相手に請求して、そのお金が自分の銀行口座に振り込まれて、初めて収入となります。しかも、このプロセス自体、保証されているわけではありません。

必死に働いてもお客さんを得ることが出来ないかもしれませんし、働いた時間に見合った額を請求できるとも限りません。

また、仕事をして報酬を請求したとしても、確実に入金されることが保証されているわけではありません。回収できずに働き損・・・なんてことはビジネスの世界では珍しくもありません。

ただ仕事をキチンとするだけではダメ、お金をしっかりと回収するスキルも大切です。雇われているときには、必要性が出てこなかったこともやらなければいけないということです。

司法書士として独立したら全てが自分の責任

そもそも、独立したら全てのことを自分でやらなければいけません。

自分は一人で何でも出来ると思って独立したけど、実は自分が出来ないことがたくさんあったと痛感した。こんなことは珍しくありません。と言うより、まず独立した人全員がぶち当たることです。

たとえば収支管理(売上管理、経費処理)は出来るでしょうか?契約書の作成は出来るでしょうか?

もっと根本的なことでいえば、営業やマーケティングは分かるでしょうか? 集客出来なければ、そもそも仕事をする機会すら得ることが出来ませんが、その事実に気付いているでしょうか?

独立するというのは大変です。色々と自分でやらなければいけないことが出てきます。そのことは覚悟しましょう。その覚悟がなければ、司法書士として独立するのは時期尚早です。

また、独立したら何をすればいいのか把握していないという状況で、開業するのも危険です。本気で独立を目指すのであれば、司法書士の資格取得を目指して勉強している時に、一緒に調べておくべきです。結果を出したければ、これぐらいの姿勢が必要です。

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