司法書士事務所はホームページを持つべき?
- 2017年5月12日
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これから司法書士事務所を開く場合、ホームページはあったほうがいいのでしょうか?
ここ数年でインターネットに関するインフラが整備され、いよいよインターネット時代と呼ぶにふさわしい時代になってきています。司法書士に限らず、弁護士・税理士・行政書士等、ホームページを持つ士業者が増えてきています。これから開業する人にとっては関心のある話題でしょう。司法書士のホームページ運用
司法書士はホームページを持った方がいいのか?
答えとしてはもちろんYESなのですが、重要なのは、どんなふうに活用していくか、どんな位置づけで立ち上げるのかということです。ただ漠然とホームページを作って公開しても、意味はありません。
まず頭に入れておくべきことは、ホームページというのは、ただ公開するだけでは誰も見てくれないということです。ホームページに訪問することをアクセスと言いますが、このアクセスを増やすには、アクセスアップ対策と呼ばれる施策を打つことが求められます。
何もしなければ、アクセスはゼロに近い状態となります。店舗でいえば、折り込みチラシをまいたり、街頭でチラシ配りをするといったお客さんに来てもらうための努力が必要となります。
インターネットから集客するには、アクセスアップ対策は必須ですが、これはこれで一筋縄ではいきません。その道のプロがひしめきあう世界だからです。
もちろん、だからといって諦めていては何も始まらないので、プロに追いつけるように努力する必要がありますが、その前にホームページを活用するうえで覚えておいて頂きたいことがあります。
司法書士事務所のホームページはパンフレット代わりと考える
ホームページを活用する時の出発点として考えるべきことは、ホームページをパンフレット代わりとみなすことです。
ホームページの良いところは、こちらが伝えたいことをわかりやすく、まとめて公開出来ることです。その気になれば、幾らでも情報を公開することが出来ます。これは司法書士にとっては、大きなメリットです。
内容はシビア、動くお金は大きいというのが、司法書士が扱う業務案件の特徴です。依頼者側からすれば、そう簡単に『お願いします』とは言えません。
この人に依頼していいのか、真剣に徹底的に考えます。
信頼してもらえなければ、仕事を任せてもらうことは出来ませんが、この信頼を得るうえで大切なことの一つが情報を与えることです。
しかしながら、全部を口で説明するのは大変ですし、その前に、対面で会うと売り込みをされるのではと不安に感じる人もいます。
そこで役立つのがホームページです。たとえば、たまたま参加した異業種交流会で、不動産登記を考えていて、司法書士を探している人がいるとします。
その人が望めば別ですが、そこでいきなり、突っ込んだ話をしても敬遠されます。そんな時、名刺を渡しながら『ホームページをみてください』と伝えておけば、嫌らしくなく自分のPRをすることが出来ます。パンフレットを渡すのと一緒なのですが、パンフレットと比較すると、ホームページのほうが遙かに多くのことを伝えられます。その気になれば、動画を公開することで、あなたの生の声を伝えるといった、パンフレットでは出来ないことも実現可能です。
ホームページを見て興味を持った人がいれば、本格的に交渉に入る。その時には、既にあなたのことに精通しているので、話もスムーズに進む。
こんなふうに営業のサポートツールとして利用するのが、賢いホームページ活用法です。
ホームページがあると紹介してもらいやすい
もう一つ、ホームページがもたらす大きな効果が、紹介の促進です。
たとえば、私が知人から『司法書士を探しているのだけど、誰か知らない?』という相談を受けたとします。このとき、直接紹介するのもアリですが、『知り合いに、こんな人がいるよ』とホームページがあると、それを伝えるだけで済むので楽です。時と場合によるのですが、いきなり紹介というのは荷が重すぎるケースもあります。そんな時、まずホームページを見てもらうというワンクッションを置くことで、紹介しやすくなります。
ホームページは紹介ツールにもなるということですね。
このサイクルが回ると、自分は何もしなくてもホームページが営業をしてくれることになり、非常に便利です。
ホームページのデザインは司法書士としての信頼性に直結する
こんなふうに、ホームページを持つことは、営業上、極めて便利なので、司法書士として開業したら是非、事務所のホームページを立ち上げるべきです。もちろんなくても仕事を取ることは十分可能ですし、実際、ホームページなしに仕事をとり続けている人もいます。しかし、ないよりはあった方が遙かにプラスです。
最後に、制作する場合の注意点ですが、ホームページというのは、1万円ぐらいの専用ソフトを買えば、自分で作成することも出来ます。
ただし、最近はWEBデザインのレベルが上がってきており、見た目が集客に大きく影響する時代にもなってきています。
司法書士のような特殊業務の専門家である場合、プロフェッショナルなサイトの方が、信頼性の向上につながります。ホームページは良いものを一度作れば、しばらくはそのまま使用することが出来るので、専門のデザイナーに制作を任せたほうがいいです。
今は、ホームページの制作費は下がってきていますので、10~20万円もあれば作成してもらえます。費用対効果は高いので、司法書士として開業する時には、専用のホームページを作成してもらいましょう。楽天ビジネスなどで検索すれば、幾らでも腕の良いデザイナーを探すことが出来ます。
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